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住民意見を無視して進む計画

先日、お伝えした縦覧に対する意見募集の詳細が、6月議会の中田みどり議員の質問によって明らかとなりました。以下、中田議員のブログ(「駅西の計画案は再検討が必要」2019年6月議会一般質問)より引用します。町長の答弁内容の一部です。

「いただいた意見書については、現在内容の確認を行っているので、 あくまで速報値ではあるが、JR島本駅西地区に関しては、合計121 件の意見書をいただいている。」

「当該地区の現在の田園風景を残してほしいという意見、マンションの建設に反対する意見や待機児童がさらに増加するのではないかという意見を多くいただいている。 」

「現時点において、まちづくりを進めてほしいというご意見の中で、直接的にマンション建設に反対する意見の件数については確認できていないが、景観に配慮したマンションにしてほしいという意見や、山が見えるくらいの高さにしてほしいといった意見はいただいている。」

「今回いただいた地権者からの意見について、まちづくりに反対する意見をいただいているが、概ね賛成意見。」

この様に、121件の内、多くは今の計画内容に反対する意見であること、まちづくりを進めて欲しいという意見の中にも景観に配慮して欲しいという意見があること、地権者の中からも反対意見が出ていること、などが明らかとなりました。

また、計画を進めるかどうかに関して、以下の様な答弁もありました。

「これまでもマンションの建設については、多くの意見をいただいていたが、『高層マンション開発計画見直しを求める署名』や、今回のJR島本駅西地区に係る都市計画案に対する意見書等と合わせて、多くのご意見をい ただいていることから、マンション建設に反対する町民の意向が多いと判断するための材料は、より多くなっていることは認識している。」

「一年間かけて都市計画案を再検討するということは、当該土地区画整理事業 を一旦中断させる事態を招くこととなり、都市計画マスタープランに即した事 業を円滑に進めることが望ましいと考えておりますが、時間をかけて都市計画 案を再考すること自体は、都市計画マスタープランにただちに反するものでは ないものと考えている。」

中田議員が質問の最後に「駅西の計画案は再検討が必要です。都市計画審議会に付議できる段階ではありません。」と訴えた通り、今の計画に対し、再三再四、これだけ多くの反対意見が住民から上がっている以上、住民が納得する計画案を作り直すべきです。

 

にもかかわらず、町は計画を進め、7月31日(水)に都市計画審議会を開き、JR島本駅西地区の都市計画変更(と百山地区の都市計画変更)に関して審議すると町HPにて発表しました。どこまで住民意見を無視すれば気が済むのでしょうか。無視していれば、住民はその内、諦めると思っているのでしょうか。冗談じゃない。住民意見が反映されるまで、とことん、町に訴えていきます。